中小のゲーム会社でプランナーしていて楽しかった仕事って何?

唐突な自分語り

えくすちゃん、実は3年半ぐらいゲームプランナーをしておりました。

ただ、大手ゲーム会社ではなく、人数が100人ちょっとくらいの中小規模の会社で働いてました。
しかも、R18のゲームも取り扱ってる(全部が全部そうじゃないんだけど)会社で、自分もそこに関わっていました。
とっていも、基本的には一般向けの業務内容が9割ぐらいで、残り1割ちょっとR18に関わるものがあるかなぐらいです。

という前提でこの後のお話を見てくれると嬉しいです!

中小企業でゲームプランナーしていて楽しかった仕事

①ゲーム画面の構成を決められる

自分が担当した機能はゲーム画面の構成を決められます!
キャラやステータス、ボタン、背景など、どんなものを表示するか、どんな場所に表示するかなど、自由に考えることができます。
その後、イメージ図を作って、デザイナーさんに共有して正式な画像素材を用意してもらいます。

えくすちゃんはこの作業がとても楽しかったです。
だって、自分の好きな画面構成を考えられるんですよ!
普段自分でゲームをしていて「ここにこういうボタンがあったら便利なのに」とか、「こういう機能があったら面白のに」と思った内容を、自分の作るゲームに入れることができるんです!

また、大手企業と違って、中小企業は人手が少なく自分の裁量権(決定権)が委ねられがちなので、自分の考えた画面構成は、ほぼほぼ採用されることが多かったです!

➁新キャラの担当声優さんを決められる

新キャラの声優さんを誰にするかを決めていました!
といっても、無制限に自由に決めていたわけではないのですが。

声優さんの候補は、ボイス収録するスタジオの会社に候補出しをお願いします。
(もちろん多少会社によって流れは異なると思います)
「こういうキャラを今度リリースするんですけど、キャラにあった声優さんの候補挙げてもらえますか?」みたいなことをスタジオに掛け合うと、スタジオ側から候補とサンプルボイスをもらえます。
その中から、誰にするか?というのをえくすちゃんが決めていました。

もちろん、名指しで「この声優さんやりたいんですけど」と提示することはできたんですが、最初に言った通り、R18の案件だったので裏名義で活動している必要があるのと、忙しい声優さんはスケジュールがなかなか取れなかったり、単価が高いのもあり、候補出しはスタジオにお願いしていました。

ここでも中小企業ならではの良さがありました。
大手企業では、声優はゲームの売り上げを左右する大事な要素なので、下っ端プランナーは口出しできないと思います。
ただ、中小企業ではとにかく人が少ない分、声優に関心があるプランナーも少ないです。
そのため、声優オタクであったえくすちゃんは、その声優決めの権利をもらうことができたのでした。

声優オタクとしては、サンプルボイスを何回も聞いて、キャラの性格やビジュアルからぴったりの声優さんを選ぶ作業は、楽しくて仕方がなかったです!

③声優さんの収録現場に立ち会える

ボイスの収録に立ち会えます!
これも声優オタクだったら羨ましいと思うのではないでしょうか!

無事、ボイス担当となったえくすちゃんは、その流れでボイス収録の立ち合い担当にもなりました。
と言いつつ、不幸なことにちょうどコロナが流行った時期に重なってしまったため、普段はスタジオに出向いて現地で収録を聞くはずが、通話によるオンライン立ち合いしかできませんでした(泣)

ただ、声優さんのお姿は拝見できませんでしたが、通話越しに生の演技を聞くことができます。
そして、気になる箇所があれば指摘をして演技を修正して頂くこともできます。

さらにさらに、声優オタクとして嬉しかったのは、声優さんの中には、収録が終わった後に立ち話してくださる方もいらっしゃいます!
「ありがとうございました!お疲れ様です!」とか、「このキャラ楽しみにしてます!」とか、「いつのアップデートで追加されるんですか?」とか、お話をしてくださいます。

このブログはASMRのブログなので、少し関連した話をしますと、
ASMR配信をしている配信者さんの中には声優として活動してる方もいます。
しかも、そういった声優さんはR18のASMR作品も数多くあるように、R18のゲームの声優さんとしても出演されていたりします。

そのため、ゲームプランナーをしていると、好きなASMR配信者さんが声優さんとして、ゲームに出演してくださる、なんてこともあります!
そんな時、自分がボイス担当になると、お会いする機会も当然あります!

なので、ASMR配信者さんが好きだったり、声優さんが好きだったりする方は、ゲームプランナーの仕事は超おすすめです!

④自分の考えたフレーバーテキストが採用される

フレーバーテキストというのは、アイテムの説明文や強化素材の説明文などの世界観を説明するテキストのことを指します。
自分で考えたテキストが採用されて、実際にゲームに表示されます!
実際、えくすちゃんが担当した施策では、強化アイテムが100種類くらいあったのですが、それらをすべて1人で考えました。

ここにも中小企業ならではの良さがあります。
繰り返しになりますが、とにかく人手が少ないので、上司にフレーバーテキストの案を提出しても、100種類あるものを細かく確認する余裕なんてありません。
なので、自分の考えた文章は割とそのまま実装されることになります!
(もちろん、これはプランナーとしてある程度経験を積んでいたことと、ゲームの世界観を理解していたこともあるので、適当な文章が採用されるわけではないです)

えくすちゃんは、世界観を考えたり、ストーリーを考えるのがすごい好きなタイプなので、自由気ままに書いた文章がそのままゲームで表示されてとっても面白かったです!

さらに嬉しいことに、ちょっとしたネタを仕込んだりしたものを、ユーザーが気づいてくれてSNSに書いてくれたりします!
「こういう世界観なのかな?」とか、「このキャラはここでこういう活躍してんの
か!」とか書いてくれたりしてくれて、それがすごい嬉しかったです!

⑤ゲームをしてても、それがゲームの研究ということで仕事になる

これはどのゲーム会社でも割と通じることかとは思います。
実際、えくすちゃんはプリ〇ネとか仕事中にやってました笑
なんなら「1日中ゲームをしてその日の仕事は終わり」なんてこともありました。
(さらに、特殊だったのはR18ゲームを扱っていたので、いわゆるエロゲをプレイしていも仕事のうちに入ったことです)

特にプランナーというのは、いろんなゲームをプレイして知識を蓄えておくのが重要です。
直近でリリースしたゲームや、最近話題のゲームなんかは、アンテナを張り巡らせてプレイすることが大事です。
そのゲームの優れている部分を自分たちのゲームに活かすためです。

純粋に、ゲームで遊んでいてお金が貰えるなんて、なんて最高な職業なんだ!と思いますよね!

おわり

ここまでご覧いただいていかがでしょうか。
中小企業のゲームプランナーとっても楽しいですよ!
こんな楽しいのに、それで給料までもらえるなんて最高です!
(じゃあなんで仕事辞めたんだって話は、今後できればなと思います)

中小のゲーム会社の良さを一言でまとめると、
「新人でもびっくりするくらい裁量を持たせてくれる!」ことかなと思います。

裁量権の話は他のブログなんかでも書いてあることが多いのですが、実際どのレベルで任せてくれるのかは、なかなか書いていなかったりするので、今回詳しめに書いてみました。
実際もっといろんな業務があって書ききれないくらいなんですが、またの機会に記事にしてみたいなと思っています。

もし就活でゲームプランナーになろうか迷っている人は、ぜひ挑戦してほしいなと思います。
近いうちに、えくすちゃんのゲーム会社の就活秘話も書こうと思っているので良ければ見てやってください!

ではでは。

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